過去にMerakiはMX/MS/MRを評価機として配布していた時期があり(すべて3年間のライセンスつき!)、じっくりと長く使いMerakiを試すことができました。現在も、オンデマンドのウェビナー視聴でMRをもらえたりするようです。
最近、ライセンス切れが近い旨のメッセージがダッシュボードに表示されました。ライセンスを更新したいけど、個人では購入できなかったら置き物になってしまうな・・・と思いつつ、Web検索してライセンスを販売しているショップに問い合わせました。結果、(法人ではなく)個人でもライセンス購入が可能との回答を得て、利用頻度の低いMXを除いたMRとMSのライセンスを更新することにしました。
この記事が、検証用のMerakiを持っていて個人でライセンス更新をしようと思っている方の参考になればと思います。(あくまでも参考ということで)
※注意:ライセンス調達やインポートは、個人や組織の判断と責任において行ってください。このページの情報に限りませんが、本サイトに掲載されている情報に基づいて操作をされた結果について、当方は一切の責任を負いません。
ライセンスの購入
価格はショップによって多少異なるようです。私は、調べた限りもっとも安いと思われる日本のショップから購入しました。(もっと安いところはあるかもしれませんが)
購入にあたり、Cisco MerakiへのExcel申請書の提出が必要らしく、決済後に送られてきたファイルに記入して返信しました。他のショップでも必要なのかはわかりません。
なお、MSはハードウェアの型番ごとにライセンスの型番も異なるようです。誤った型番のライセンスを買わないようにご注意ください。私は買いそうになりました・・・(^^;)
ライセンスの納品
ライセンスは2日ほどで、メールで届きました。住所や利用場所など細かく書かされたので、郵送で届くのだと思っていました。
ライセンスのインポート
おそらく、ダッシュボードのOrganizationのライセンス形態が、Co-termination(共同終了)ライセンスかPer-device(デバイス単位) ライセンスかで手順や画面表示が少々異なるのではないかと思われます。Meraki既定値はCo-termで、Co-termとPer-deviceにはそれぞれ特徴があります。私は過去に検証でPer-deviceライセンスに変換していましたが、一度Per-deviceに変換するとCo-termには戻せないようなので、もし変換する場合は事前に十分な情報確認を推奨します。
Meraki Per-Device Licensing – Configuration
ライセンスのインポートはMerakiダッシュボードから行います。なんとなく進めればなんとなく完了しそうなのがMerakiの良いところですが、私がなんとなく実施した際の手順はこちらです。
①左メニューの「オーガニゼーション > ライセンス情報」を開きます。
②「追加…」のボタンをクリックします。
③ライセンス入力欄が表示されますので、ライセンスキーを入力します。
④「ライセンスが追加されました!」と表示されるので、画面右下の「次へ」をクリックします。「次へ」ボタンはスクショに含まれていませんが右下にあります (^^ゞ
⑤ライセンスの割り当てを行います。私はここでよく意味を理解せず、対象のデバイスの行頭にあるチェックを入れただけでそのまま「次へ」で進んでしまいましたが、「Select # of licenses」という青いボタンをクリックし、適用するライセンスの数量を選択してから次へ進むのが正しい手順と思われます!
参考:「Select # of licenses」をクリックすると、次のように適用するライセンス数を選択することができます。数量を選択したら、画面右下の「次へ」で進みます。
⑥ライセンスの適用が完了した旨のメッセージが表示されます。ライセンス一覧で、適用されたかどうかを確認してみましょう。
これが、私の経験した失敗パターンです。購入したライセンスの状態が「unused」になってしまっています。手順⑤でライセンス適用数量を指定しないと、このような結果になると思われます。
もしこの状態になってしまったら、各ライセンス行の右のほうにあるメニュー「Actions > Assign licenses」で、手順⑤のようなライセンス適用画面を表示することができ、ライセンス適用をやり直すことができます。
ライセンスの適用が完了した画面がこちらです。新規ライセンス分の期間は既存のライセンス行に期間が足されるのではなく、別の行に「recently queued」として表示されます。既存のライセンス情報の行は、Expiringのままでした。既存のライセンス期間が過ぎたら、新しいライセンスのカウントダウンが始まるのでしょう。
感想
少しだけ手間取ったところもありますが、調達・インポートともに簡単にできました。ライセンス1年分の金額だけで一般消費者向けのWiFi6ルータが買えてしまうのですが、それだけの価値が見いだせるのであれば、個人としてMerakiを使い続けるのも良いと思いました。私は業務で使っていることもあり、検証用としてしばらく使っていこうと思います。
さておき、Merakiって中古で売れるんでしょうかね。どうなんでしょうね・・・